カーシェアリングって何?本当にお得な利用法をコッソリ教えます!

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動機や理由はどうあれ、クルマへの興味が増してくるころ目にするのが、カーシェアリング、カーリース、レンタカーというクルマの利用形態でしょう。
このうちレンタカーが一番身近で、カーシェアリングとカーリースは、実際にクルマが必要にならないとピンとこない言葉かもしれません。
クルマ好きであれば目にする機会の多い、これらの単語は、簡単にいえばクルマ利用方法、借り方の違いと言えます。
どんな違いなのか発祥や歴史、メリットとデメリットなどを交えて説明してみました。

1. レンタカー、カーリース、カーシェアリングの違いとは?

レンタカー、カーリース、カーシェアリングという言葉は、ネットサイトでクルマの利用法などを検索すると、よく目にします。特にレンタカーは、街中や郊外の看板やサイン、テレビCMでも目にするほどで、知らない方は少ないでしょう。そんなクルマの利用法それぞれの発祥、成り立ちから紹介します。
まずはレンタカーからいきましょう!

語源は1つの契約で1台の貸し出しと言われるレンタカー

レンタカーは、語源である英語の場合「Car Rental」「Rental Car」という言い方が標準で、英語圏でレンタカーと言っても通じない場合が多いようです。レンタカーの語源として、アメリカの業者で「Rent-A-Car」という名の会社があったこと、さらに1つの契約で1台の貸し出しということで、1つという意味もある「A」を使った「レンタカー(Rent A car)」が、日本で定着したのが語源と言えそうです。

2. レンタカーの発祥は世界初の量産車を生んだアメリカ

そんなレンタカーの発祥は、世界初の量産車であるフォード・モデルTを生んだアメリカで1916年のことです。メーターを取り付けたモデルTを使って1マイル10セントで貸し出されたとか。初めての利用者はデートに使ったそうで、100年後の現代とクルマの使われ方が変わらないのは愉快ですね。その後アメリカでは1918年に、現在レンタカーシェアがトップであるハーツの母体が誕生、1923年からハーツとして営業しています。

日本初のレンタカー誕生は1949年、本格スタートは1964年

同時代の日本でも、現在のハイヤーに近い形で、運転手付きでのクルマの貸し出しがあったようですが、初のレンタカーと呼ぶのは無理がありそうです。ですので、日本初のレンタカーは1949年に始まったドライブクラブ(貸自動車業)になりますが、多くの交通事故やトラブルから定着には至りませんでした。その後、メーカーのホンダが1964年にホンダレンタカーとして貸し自動車業をスタートさせ、同じくメーカーのトヨタや日産などが相次いで参入、市場を形成していき、現在に至っています。

アメリカのレンタカーは独立業者、日本はクルマの系列業者が運営

アメリカの場合、レンタカーは独立した業者が事業をスタートさせました。しかし日本では、クルマのメーカーやディーラーといった系列業者による運営で始まり、独立系として類似業種や他業種からの参入、運営も少なくなかったのです。系列業者による運営は全国展開ができることが強みで、現在までに多くの支店が展開しています。
加えて近年は、ガソリンスタンドやパーキング運営会社などの地場産業の会社が、訪れる観光客にローカルエリアをセルフドライブできるようにと始めた業態の「格安レンタカー」も登場、市場の一角を占めています。なお、レンタカーのナンバープレートに使われるひらがなは「わ(または、れ)」と決まっています。

3. カーリースの先駆けもアメリカ、日本では約10年後の1963年スタート

次はカーリースについて説明します。法人個人を問わず、物品の長期にわたる賃貸取引のことをリースと呼びます。クルマもリースとして貸し出され、先駆けはやはりアメリカで1952年でした。日本市場では1963年がリース元年とされており、カーリースも含まれていました。当時の高度経済成長とも相まってクルマを含むリース対象物の需要が右肩上がりで伸びていったのです。

カーリースのメリットは節税効果、現在は多くの企業が導入

カーリースのメリットとして、節税効果が挙げられます。自社で車を保有した場合、車両価格をはじめ登録諸費用や各種税金、さらに保険料やメンテナンス料金などの負担が求められます。その点、リースであれば、上記の税金や費用などを含んだリース料金を、月払いや半期払いなどで定期的に払うことで経費として計上できることになるのです。

節税だけでなく人件費削減や業務の効率化にもつながるカーリース

もちろん、すべてのリース契約に当てはまるわけではありませんが、リース料を払うだけで、クルマの維持管理ができるのは、人件費削減や業務の効率化につながることになります。こうしたカーリースの節税によるメリットが多くの企業に浸透したことから利用会社が急増、現在では社用車のほとんどがカーリースとされているほどの高い割合となっています。

4. 1990年代から登場した個人向けカーリースのメリットとは?

そんなカーリースは登場以来、法人向けのみでしたが、1990年代から個人向けも登場しています。サービスを最初に始めたのは、企業向けのカーリースでノウハウを持っていたオリックス自動車です。その後、市場の拡大に伴い2010年代に他業種からの参入も増加、これに比例するように利用者も増えています。個人向けのカーリースが増えている背景には、いくつかのメリットが挙げられます。

新車購入より経済的負担が少ない個人向けカーリース

一番の理由は、新車を買うよりも経済的な負担が少ないことです。カーリースは3年や5年など契約期間を最初に設定します。さらに契約満了後の車両価値を「残価設定」として決めます。例えば車両価値が150万円で、5年契約で使用後の残価設定を30万円とすると、150万円から30万円を引いた120万円をリース料として5年間で支払うのです。支払い額は月1回など平均化して算出するので、支出計画が立てやすくなります。

5. 多額の初期費用が必要ないのが個人向けカーリース

つまり、頭金や各種税金などの初期費用として多額の支払いをせずに済むのが大きなメリットなのです。初期費用には、自動車取得税、同重量税、自賠責保険料、その他の事務手数料などが含まれますが、これらもすべてリース料として定期的な支払に含まれるので、急な出費の心配もありません。

個人向けのリース車両は新車で、使いたいクルマの指定も可

さらにリースされるクルマは新車ですし、国産メーカーであれば、自分が使いたいクルマを指定してリースすることができます。リース車両ながらマイカーとして独占して使えるうえ、ナンバープレートもレンタカーと一目で分かる「わ」にはなりません。加えて長年の使用で愛着が沸いたクルマを、満期契約後に自分の所有にするプランがある場合もあり、納得の行くまで乗ることができるのです。

6. デメリットは勝手なカスタマイズ不可で途中解約も損害金あり

他方、デメリットもあります。クルマの所有者はリース会社なので、勝手にカスタマイズなどはできませんし、月間走行距離制限があるほか、途中解約の場合は、高額の損害金が発生するといった点です。また、継続してクルマを使うことで発声する費用の負担もあります。たとえば新車購入時が3年有効で、その後2年ごとに発生する車検料、破損や経年劣化の修理代、エンジンオイルなどの消耗品の交換費用、任意保険料などはリースプランに含まれていない場合が多いので、注意が必要です。

メリット重視で利用者が年々増えているカーリース

こうしたデメリットよりもメリットを考慮してか、カーリース利用者はサービス開始以来、年々増え続けており、JALA(日本自動車リース協会連合会)の統計から、2020年には20万台に達するのではという予想もなされるほどです。
以上のように紹介してきたレンタカー、カーリースとも、利用期間が6時間未満というオプションはありません。そこで1、2時間の短期での利用というニーズにこたえるべく、近年登場してきたのがカーシェアリングです。

7. カーシェアリングの考え方はスイスが発祥

カーシェアという概念はスイスが発祥とされています。1970年代に多くの車両が都心に入り込むことで交通規制が必要となったことが、鉄道や路面電車、バスなどの公共交通機関では補えない地方をカバーすべく郊外に共同でクルマを保有しはじめたのが始まりとされています。これがヨーロッパ各国に普及していき、考え方としてのカーシェアはヨーロッパが先行していきます。スイスではその後の1997年に国家主導によるカーシェアリングと他の公共交通機関との利用促進が進み、現在に至っています。

日本でのカーシェアリング本格始動は近年になって

スイスを含む欧州のこうした流れを受けて、日本でも1998年にカーシェアリングの営業が始まったものの、大きく展開することはなく知名度も上がりませんでした。近年になって、短時間利用のメリットを周知しつつレンタカー会社や駐車場管理会社が業務をスタート、普及に努め知名度を高めようとしている現状です。そうした活動がじわじわと浸透し、現在は全国にカーシェアリング拠点を広げている業者もいるので、目にした方も多いことでしょう。

カーシェアリングのメリットは短時間短距離がおトクなこと

カーシェアリングのメリットは、予約さえすればクルマを利用できること、維持費用がかからないこと、ガソリン満タン返却が必須でないこと、店舗での手続き不要などが挙げられます。さらに月に数回の利用をはじめ短時間で短い距離での利用を希望する場合に適しています。

乗り捨て不可や時間延長が難しいのがデメリットのカーシェア

デメリットは、利用希望時間に使えるクルマがなかったり、居住地を含め希望する地域にカーシェアリングスポットがない、借りた場所へ戻さなくてはならず、乗り捨て不可といった点です。使用時間延長が難しかったり、買い物と食事で入ったショッピングセンターの駐車場に止めていた時間が、借りた時間の大半だった、という本末転倒の例もあります。

仮眠はじめ個室として利用するユニークな使い方もカーシェアの魅力

ユニークなカーシェアリングの利用法として「仮眠(休憩)」「電話」「カラオケ」「音楽鑑賞」「赤ん坊の夜泣き対策」などの例が報告されています。さらに便利なのは個室としての使い方で、割引利用が適用される深夜~早朝の時間帯に、終電を逃したり、タクシーがつかまらないという理由から「車中泊」として使うという猛者もいるようです。

8. まとめ

首都圏など公共交通機関が発達しているエリアは別として、現代生活はクルマが欠かせません。かつては所有するという選択肢だけでしたが、時代が進むにつれレンタカー、カーリース、カーシェアリングと、保有・利用方法が進化してきたのがクルマです。それぞれの歴史を交えつつ概要や現状を紹介しました。どの利用法が自分に一番合ったスタイルなのかを決める際の参考としてみてください。

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