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最近の軽自動車って高くない!?高級化・高額化が続く軽自動車選びの秘訣を伝授します!

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「価格が安いから」「低燃費なので」「道幅が狭い道路が多いから」「短距離で決まった道の往復用」などの理由で購入者が多い軽自動車。確かに、軽自動車は日本独特の山がちな地形や、昔ながらの入り組んだ狭い路地といった道路事情にかなった、小回りの利く車種といえます。
かつては価格の安さが代名詞というイメージでしたが、中には「えっ、軽なのにそんな高額なの?」とびっくりするようなモデルも生産されており、人気となっているようです。軽自動車なのに価格が高い、というモデル紹介をメインに据えつつ、軽自動車の歴史、約4割の保有台数という数字のウラにある意外な理由や使われ方、軽にまつわる認識間違いなどを交えて、軽自動車全般情報としてまとめました。軽のことなら全てが分かる軽自動車大全です。

1. 乗車人数4人以下など規格からみる軽自動車とは?

自動車の排気量別カテゴリーや車体寸法、乗車可能人数で、一番小さい四輪車種が軽自動車です。これは日本独自の規格で、バイクとして知られる二輪車や三輪車(軽三輪)も軽自動車の定義内に含まれますが、ここでは総排気量660cc以下のエンジンを積んだ四輪自動車を軽自動車、として説明していきます。
まずは、軽自動車の寸法、いわゆる規格について。日本独自のスペックとして道路運送車両施行規則で定められた現行(1998年10月改定)規格は以下の通りです。

  • 全長:3.4m以下
  • 全幅:1.48m以下
  • 全高:2.0m以下
  • 排気量:660cc以下
  • 定員(人数):4人以下
  • 貨物積載量:350kg以下

軽自動車の全長3.4mは、2台の自転車をつなげた長さ

自動車の寸法として、軽自動車のことは乗車人数の上限さえも知らなかったという方には、漠然とした数字にしか映らないかもしれません。しかし全長が3.4m以下というのは、ちょうど大人用自転車を2台つなげて並べた寸法です。
そうなると全幅の1.48m以下という寸法は、自転車の全長と同じ、あるいは短い寸法になります。高さも2m以下という規格寸法ながら、貨物専用のワンボックスタイプでなければ1.5m前後と低めの寸法なのです。

軽自動車の全長3.4mは、2台の自転車をつなげた長さ
軽自動車の全長3.4mは、2台の自転車をつなげた長さ出典:本田技研工業株式会社

狭い道路などで頻繁に見かけるため、軽自動車の小ささが分からない?

このように実際の数字が分かる比較で、小ささが分かる寸法の軽自動車が、路上で見かけるイメージとして大きく見えるのは、貨物用のワンボックスタイプや軽トラック、軽トラハウスが多いことも理由になりそうです。
実際に2016年の統計によれば東京都内の登録軽自動車のうち、軽貨物車の比率が4割近くを占めており、全国1位の比率とか。確かに生活道路としての路地や狭い道に配達などで入ってくるのは軽トラや軽バンで、道の狭さから比べても軽自動車の寸法が小さい、というのは分かりずらいのでしょう。

体が大きな昨今の若者では、軽自動車に乗れる人数が4人では窮屈

次に、軽自動車に乗り込める人数を見てみましょう。規格では4人以下となっており、各メーカーのセダンやワンボックスカーにも4人用の座席が用意されています。しかし、3ドアタイプのセダンやハッチバックの後部座席へは乗り込みにくいのが実情です。5ドアであれば乗車ドアからそれぞれ乗り込めるので人数としての4人は容易に乗り降りできます。
とはいえ、乗る人数が4人の場合、横並びで車内に座るので全幅の寸法が1.48m以下ということは、単純に2で割った74cm以下が1人分の幅になります。これは内部寸法ではないので、車内での1人分の横幅寸法は60cm前後。こうなると昨今の若者には小さなスペースで、多人数で乗り込むには窮屈なのが実際です。大人数で乗り込むには実用的でない場合もある軽自動車ですが、軽自動車ならではの寸法を生かした使い方も人気のようです。

2. 自分の好みで荷台を改装できる軽トラハウスが密かな人気

その一つが「軽トラハウス」という呼び名で知られる、貨物や運送に便利な軽トラの荷台部分を、自分好みに改造して住居のように使う方法です。モバイルハウスとも呼ばれ、キャンピングカーのように荷台に作ったハウスに泊まることもできる構造となっているのが軽トラハウスの特徴です。
軽自動車は車体が安価で、保険料や各種税金ほかの維持費も他の車両よりも安く、中古の軽トラであれば20万円前後で手に入れられます。安く手に入れた軽トラを、自分のアイディアを駆使して好みの軽トラハウスに仕上げるのは、ファンにとっては大きな楽しみなのです。小さい軽トラを自分の考えと技量で大きな軽トラハウスに変えられるという魅力は代えがたいのでしょう。

定期的に開かれる「キャンパーフェス」は軽トラハウスの祭典

特に、軽トラハウスをはじめとした改造キャンパーが一堂に会する「キャンパーフェス」も数年ほど前から定期的に開かれており、大人数を集める人気を博しています。軽トラに載せるハウスは、基本的に木材が使われています。しかし、木材は量を使うと重量が増すため、トタンのような金属薄板を使った軽トラハウスや、壁を漆喰にした軽トラハウスなどもありました。

自分のアイディア次第でユニークな軽トラハウスを作れるのが魅力

ほかにも、荷台にピザ窯を乗せたり、茶の湯のように畳敷きにしたタイプなど、アイディア次第で様々な軽トラハウスを自作できるのがファンを増やしている理由でしょう。そんな軽トラハウスは、DIYショップで揃えた材料や工具を使って作れるのも、趣味と実益を兼ねていて一石二鳥です。自分の好みを反映させて作れる自作キットも販売されていますが、やっぱり一から設計図を考えて自前で作る軽トラハウスが王道ですね。

軽トラハウスの荷台に乗せられる積載量は350kgまで

さて、軽トラの荷台に乗せるハウス部分は、材料を含めた総積載量を350kg以下にしなくてはなりません。350kgというと成人男性約5人分の重さです。総積載した荷台と軽自動車の重さは約1トンというのが知られていますが、ここで次の話題として1トンの重さを動かせる馬力とは、どのくらいなのか、自動車業界に存在している軽自動車を含む馬力規制について調べてみました。

3. 自動車の馬力規制はとは? 軽自動車はなぜ64馬力?

冒頭で説明した軽自動車の規格には、寸法や排気量は含まれていても、馬力として数字で表記されるエンジン出力の強さ、大きさは含まれていません。馬力は、数字が大きいほどエンジンのパワーが強いこととしています。

日本で馬力ある車を生産できるようになった1980年代の自主規制が馬力規制

少し話が横道に逸れるかもしれませんが、1970年代の自動車生産草創期を経た80年代の日本では、エンジン出力が強い車を生産できるようになったことで、馬力競争がエスカレートしました。馬力が強ければスピードも速い、という理由から、馬力のある車種が注目されるとともに購入者も増え始めました。

普通自動車の280馬力という規制値は日産フェアレディの馬力を考慮して

このことはスピード違反や交通事故死者人数の増加につながり、軽自動車を含む自動車全般に業界団体が自主的に馬力規制をかけたのです。具体的な数字としての馬力規制は、普通自動車が280馬力、軽自動車が64馬力に設定されました。規制の基準となった普通車の280馬力は、1989年に発売された日産フェアレディなどが300馬力に達したことから、運輸省が行政指導を行って自動車業界が自主的に設けた280馬力になった経緯があります。

2004年に撤廃された普通車の馬力規制後、最高は日産GT-Rの570馬力

その後、輸入車は適用外で日本車に不利なこと、輸出先のマーケットでは馬力規制がないため、日本国内では馬力を下げた車の生産、海外向けは通常生産(300馬力以上が可能)、という煩わしさから、2004年に280馬力の自主規制が撤廃され、現在に至っています。ちなみに2016年現在の最高馬力車は日産GT-Rで570馬力だとか。

軽自動車の馬力規制が撤廃されない理由とは?

他方、軽自動車の馬力規制値である64馬力の基準は、どこにあるのでしょう。1987年2月に市場に出たスズキのアルトワークスが、当時の軽自動車の規制排気量550ccながら、64馬力の出力を実現したことから、この馬力が軽自動車の自主規制馬力となったのです。その後、軽自動車の馬力規制は64馬力とされ、普通車のように撤廃されないのは、輸入車に軽自動車がほとんどないことが大きな理由となっています。

4. 軽自動車の思わぬ使われ方、軽トラドリフト

軽自動車にも意外な馬力があることが分かったかと思いますが、その馬力を使った軽自動車でのドリフトを競うのが、一部の人たちに人気となっています。特に軽トラを使ったドリフトで、動画サイトなどにも少なくない数のドリフト撮影動画が投稿され、小学生の子供に撮影させた、として書類送検された例もあるほど、軽トラのドリフト走行は話題になっています。

タイヤを横滑りさせて車の向きを変えるドリフトを軽トラで行うのが魅力

そもそもドリフトとは、どのような走り方なのでしょう。動画を見れば一目瞭然でしょうが、簡単に説明すると、走行中にタイヤを横滑りさせて任意の方向に車を向ける走り方、テクニックを言います。ですので曲がる際やUターン時に、時間をかけずに向きを変えられるメリットがあると同時に、技術が必要なことから人気となっているのです。
そんなドリフトを軽トラックで行うのが軽トラドリフトです。走りよりも荷物運搬が主目的の軽トラが、タイヤをきしませながら横滑りしつつも横転させないようにハンドル操作をして見事にドリフトする、という見た目のギャップの大きさが目を引く理由でしょう。

見た目は大したことない軽トラのドリフトというギャップを楽しむ

見た目、という点では何の変哲もない軽トラながら、ドリフト時の車体への負担減や、効果向上を狙ったチューニングや改造が施されることで、本来の軽トラではできないドリフトを実現させるのが、ファンにとっては大きな魅力と映るのです。さらに、エンジンやタイヤ、サスペンションなどを他の車種の部品を使って、難しい軽トラドリフトを難なく成功させる、という、軽トラに拍手を送るのです。

5. 高額軽自動車ランキング8選+番外編

さて、続いては、軽自動車の筆頭本質である価格の安さを無視した高価格の軽自動車が、ひそかな人気となっている理由などを紹介しつつ、軽自動車なのに高額な車ランキング8選としてまとめてみました。意外な点へのお金の掛け方もあることが分かるかもしれません。
高額軽自動車ランキングを発表する前に、まず、平均的な軽自動車の価格を見てみます。冒頭でも説明したように、軽自動車は日本独自の規格で、車体本体の価格の安さはもとより、各種保険料や税金いった維持費も安いのが特徴です、さらにガソリン料金に直結する燃費も悪くないことから、地方での個人の足として、また一家のセカンドカー、サードカーという位置を占めてきました。

価格が200万円超という高額軽自動車が好まれる理由とは?

そんな安さづくしの軽自動車の価格は、現在90万円前後から120~140万円というのが相場です。しかし、昨今は技術の進歩や装備品のグレードなどから、軽く200万円を超える軽自動車が市場に多く登場しています。なお、価格は地域や各種オプション、税金や手数料といった不確定要素がからんでくるので、概数で示してあります。紹介は価格の安い順です。

スズキ スペーシア カスタム 約160万円~

スズキ スペーシア カスタム 約160万円~
スズキ スペーシア カスタム 約160万円~出典:スズキ株式会社

市場に初登場したのは2013年、トールワゴンスポーティモデルとして発売されて以来、わずかな変更を加えつつ進化。2017年にはモデルベースであるスペーシアが新型へとフルチェンジされたのに合わせて、スペーシアカスタムも新たなモデルに生まれ変わりました。
こうした努力が実り、市場評価が高く販売数も先行していたダイハツ「タント」、ホンダの「N-BOX」に負けないモデルとなり、売上台数を徐々に伸ばしています。3モデルを展開、特徴は全社マイルドハイブリッドによるCVTのミッションです。駆動は2WDか4WDで、最高グレードのハイブリッドXSターボ4WDが約190万円となっています。

ホンダ N-BOXカスタム 約170万円~

ホンダ N-BOXカスタム 約170万円~
ホンダ N-BOXカスタム 約170万円~出典:本田技研工業株式会社

装備の割に価格が安かったことで2018年に同タイプ車売上トップを記録したN-BOXカスタム、現行版は2017年の2代目、軽トールワゴンがベースです。初代は2011年に誕生しています。
人気の秘密は、軽自動車初となったシーケンシャル(連鎖点灯式)ウインカーや、先進安全運転システム「ホンダセンシング(Honda SENSING)」を標準装備したこと。同システムは細かく分けると9つもの機能を有するため、ここでの詳細は避けますが、搭載したカメラやレーダーで衝突の未然防止に寄与する性能があります。
さらにセンタータンクとしたことで車内長が増し、広い室内となったことも人気につながりました。2WDと4WDがあり、車いす専用のスロープ仕様ではない標準装備の4WDが約205万円です。

ダイハツ タント カスタム 約185万円~

ダイハツ タント カスタム 約185万円~
ダイハツ タント カスタム 約185万円~出典:ダイハツ工業株式会社

4代目として2019年7月に登場した軽トールワゴン(ミニバン)です。初代は2003年発売で、キャビン拡大を図った1.7mという全高から「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルの先駆けでした。また、フロントエンジンを採用した軽ミニバンながら高めの車高と後部のスライドドアが、子育てママらに好評だったため「ママワゴン」という別名を賜っています。
大きな4代目の特徴は、マルチスパークによる低燃費の実現に加え、走行レーン維持機能やパーキングアシストなどを含む安全運転支援システムを標準装備したことも、高評価につながったようです。4代目は、初代と同じロゴ「Tanto」を復活。ちなみにTantoとはイタリア語で、とても広い、たくさんのという意味だとか。

スズキ ワゴンRスティングレー 約165万円~

スズキ ワゴンRスティングレー 約165万円~
スズキ ワゴンRスティングレー 約165万円~出典:スズキ株式会社

ワゴンRとしては6代目、スティングレーとしては4代目というスズキの軽トールワゴンで2017年に販売開始しました。ワゴンR初代登場が1993年という息の長さを誇るモデルです。スティングレーモデルは、2007年を初代として登場、先端が高いボンネットなどの外装と黒で統一された内装が話題となりました。
なお、2006年からの年間軽自動車販売台数No.1 を5年に渡って維持したことは、市場評価の高さを物語っています。また、現行ワゴンRの6代目でも軽トールワゴンにMT車を採用し販売しているのは注目に値します。
スティングレーとしては、2017年発売モデルから、スズキならではのマイルドハイブリッドを採用、電動機のみでも最長10秒という走行を実現、燃費を向上させています。またレーダーとカメラによる衝突被害軽減システムをスズキの軽自動車として初搭載し、安全性を向上させました。

マツダ フレアワゴン 約190万円~

マツダ フレアワゴン 約190万円~
マツダ フレアワゴン 約190万円~出典:マツダ株式会社

2018年にフルモデルチェンジした3代目で、スズキからのOEMによる生産車です。外装、内装ともにスーツケースをイメージしたデザインを採用、統一感のある窪みが特徴です。また、モーターによるエンジンのアシスト機能として、スズキのマイルドハイブリッドを採用しており、燃費向上に貢献しています。
インテリアには、収納の多さ便利さが加わり、前部ドアのポケットやリアポケットの充電ソケット、助手席のドリンクホルダーとティシューボックス、さらにシート下部にも収納があるほか、フィンの角度を変えられるエアコンルーバーも便利な機能です。駆動はFFまたは4WDで、ミッションはCVTとなっています。価格を考えると標準的な装備の軽トールワゴンと言えそうです。

ダイハツ コペン Cero S 約210万円~

ダイハツ コペン Cero S 約210万円~
ダイハツ コペン Cero S 約210万円~出典:ダイハツ工業株式会社

2002年の初代販売後、フルモデルチェンジして2014年に登場した2代目です。初代は1993年に生産終了となったリーザスパイダー以来、というダイハツのオープンカーでした。2代目の特徴は、「D-Frame」と「Dress-Formation」で、この2つを採用したことが価格の高さに反映されているようです。
「D-Frame」とはコペンの骨格構造を指し、曲げ、ねじれなどに強いようにフロント、サイド、リア、フロアを切れ目なくつないだ構造です。D-Frameにより、ルーフを広げた際の剛性を保てるとともに、骨格の強度が実現したことから、一部のボディ外板を軽い樹脂製にしています。
「Dress-Formation」とは脱着構造のことで、D-Frame採用で可能となった樹脂製の外板を購入後でも脱着できる、という遊び心を取り入れています。脱着箇所はボンネット&トランクカバー、バンパー、フェンダーなどで、脱着は販売店が行います。
オープンカーながら車内も広めの印象で、小物入れが多いインテリアは実用的です。またハードトップは電動式で、シフトレバーがPの時だけの作動のため、走行中の開閉はできません。ミッションは5MTとCVTとなっています。

ホンダ S660α 約230万円~

S660α 約230万円~
S660α 約230万円~出典:本田技研工業株式会社

スポーツカータイプの2シーターとして、2015年に登場したホンダS660α(アルファ)は、ミッドシップエンジンでリアドライブを採用した軽自動車です。オープンエアードライビングを楽しめる脱着式ソフトロールトップを採用しています。また、ボディは直線となめらかな曲線で構成されており、剛性に加え高い強度と軽量化を実現しています。ミッションは6MTとCVTの2種です。
姉妹車としてβ(ベータ)があります。走りのためのスペックはまったく同じですが、ハンドルカバーやシートが革製かファブリックか、ナビ付きか否か、といった装飾や内外装の差異だけです。またβはボディカラーが白、グレー、黒の3色からの選択なのに対し、αは原色系を含む7色から選べる点です。こだわりと快適さ、グレードを求めるのであれば、αがおすすめですが、走りに徹したい、というのであればβで十分でしょう。

トヨタ コペンGRスポーツ 約240万円~

トヨタ コペンGRスポーツ 約240万円~
トヨタ コペンGRスポーツ 約240万円~出典:トヨタ自動車株式会社

前出のダイハツコペンの姉妹車として2019年10月に登場したのがトヨタコペンGRスポーツです。モデル名が同じなのは、ダイハツによるOEMのためです。つまり、軽のスポーツカーであるコペンと、トヨタのGRを融合させた車として誕生したのです。
ダイハツが遊び心を反映させた「着せ替え」パーツに重点を置いたのに対し、トヨタコペンは走りに徹し、ボディ剛性を中心としたチューニングを施し、車との一体感を楽しめるモデルとなっています。実用的なデザインもGRらしく、フロントの低い部分に冷却性能アップ用で水平、垂直ベースの大きく開いたグリルを装着するなど、空力性能にこだわったほか、低重心の車体を実現したのもトヨタならではでしょう。
ブラックで統一した内装は落ち着いた上品な印象で、自発光式3眼メーターや専用のMOMO製ステアリングホイールなどが目を引きます。もちろんルーフトップは開閉式でオープンエアーでの快適さを味わえます。ミッションは5MTとCVTで、カスタマイズできるパーツもオプションで用意しています。ボディカラーはメタリックを基調としたブラックやシルバー、レッド、ブルーなどの8色です。

番外編 ケータハム セブン 160S 約400万円~

ケータハム セブン 160S 約400万円~
ケータハム セブン 160S 約400万円~出典:エスシーアイ株式会社

イギリスの小規模自動車メーカー、ケータハムが製造、販売する軽自動車です。日本のスズキジムニー3気筒ターボのエンジンを使っており、日本での販売も視野に入れたためか、排気量だけでなく、外観寸法も軽自動車規格に合わせて作られました。メーカーの規模が小さこともあって、製造が1台ずつなため、価格に反映されています。
スズキ製のエンジンとスポーツカータイプの車体のため、重量はわずか490kgという軽さながら、0-100km/hの加速が6.9秒というから驚きです。2014年から発売されており、日本でも入手可能のようですが、現段階で日本で新車を入手できるかは残念ながら不明です。
発売時期が6年前だったことから、すでに中古車市場に出回っていて、ウェブで検索すれば、多くの中古車ディーラーのサイトが示されます。驚くのは価格も400万円を上回るような値付けになっていること。走行距離こそ少ないようですが、いわゆる標準小売価格を上回ったプレミアム価格を出してまでほしい軽自動車か、と言われると二の足をふんでしまうかもしれません。軽自動車なのに価格が高い、というランキングなので、価格に主眼を置いて紹介しましたが入手困難ということで、番外編としました。

6. 軽自動車の都市伝説? 軽自動車だから軽油は×

最後に、軽自動車がらみの都市伝説というか、なかなか減らない安易な間違いを説明します。それは、ガソリンスタンドでの給油の際、特にセルフスタンドが顕著ですが、軽自動車に軽油を入れてしまう間違い事故が少なくないこと。

年々増えている軽自動車への軽油入れ間違い

日本自動車連盟(JAF)によれば、軽自動車に軽油を入れた、というケースを含めた燃料の入れ間違い事故は、1カ月で400件ほどで、年々増えているそうです。ガソリン車に軽油を入れて走行した場合、出力異常からアクセルを踏み込んでも反応が鈍くなってきます。
次いでガソリンがなくなり、軽油だけになると不完全燃焼から黒い排気ガスが出て来て、エンジンが止まって動かなくなってしまいます。こうなると最悪、軽油という燃料の入れ間違いでエンジンを分解し洗浄するという事態にもなりかねず、費用も十数万円はかかるでしょう。

軽自動車に軽油を入れる間違いに気付いた時点で助けを呼ぶこと

ですので、軽油による燃料入れ間違いでエンジンストップ、となる前に、間違えたことに気づいたら即、車を止めてJAFを呼びましょう。軽油は比重が重いため、ガソリンタンクの底に貯まるので、下から抜けば大きなトラブルは避けられます。

軽自動車の燃料はガソリン、軽油は絶対入れないで!

とにかく軽自動車の燃料は、軽油ではなくガソリンだということを忘れないでください。「軽油を入れる軽自動車はない」と覚えることで、軽油イコール軽自動車の燃料ではない、ということを警句として覚えてはどうでしょう。
軽油で走る軽自動車がないのは、軽自動車はエンジンや車体とも軽い作りですから、そこへガソリンよりも比重の重い軽油を使うとなると、燃料分だけ全体が重くなるわけですから、メーカーも生産しないのが理由です。軽さをメリットとした軽自動車は、電気自動車の方がふさわしいのかもしれませんね。

6. まとめ

日本独自の規格で生産れている軽自動車は、年々購入される割合が増えているのが事実です。都道府県によっては5割超が軽自動車、というところもあります。運転やドライブを楽しんだり、移動中を快適にしてリラックスしたい、といった遊興がメインの目的でなければ、低価格で維持費も安く済むという実用的な面から、軽自動車を求める傾向が強くなっているということでしょう。
それでも自動車は乗ることを楽しみたい、ということで軽トラハウスや軽トラドリフトといった使われ方を紹介しつつ、極めつけともいえる高額軽自動車のランキングを紹介し、軽自動車の魅力に迫ってみました。ともあれ、「軽」だからといって、くれぐれも給油の際は軽油を入れないようにご注意ください。

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