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90年代のRVブームをSUVブーム全盛の今、振り返ろう!

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1. そもそも、「RV」とはどんな車種?

みなさんは1990年代前半、つまり平成初期から本格的に使われ始めた「RV」という言葉を耳にしたことはありますか?
RVとは「Recreational Vehicle(レクリエーショナルビークル)」の略で、現在の「SUV(Sports Utility Vehicle:スポーツユーティリティービークル)」とほぼ同義で使われた、車の目的別・用途別にジャンル分けした際に用いられた言葉でした。

「言葉でした」と過去形にしたのは、現在では車の用途別ジャンルでのRVという言葉はほぼ使われなくなり、SUVという言葉の方がずっと一般的になったからです。このSUVとしてカテゴライズされる車には、「4WD車」、「オフロード車」、「クロスカントリー車」、そして広義では2つ以上のボディースタイルを融合した「クロスオーバーSUV」も含まれます。

ですから、かつてRVとカテゴライズされた車の大半は、ほぼ現在のSUVにカテゴライズされる車種であると考えて問題ありません。また、英語圏でのRVは「キャンピングカー」を指します。RVという言葉が日本で一般化した頃は、日本ではRVにキャンピングカーは含まれていませんでしたが、現在の日本では英語圏同様、RVというとキャンピングカーを指す傾向があります。

そこで、これから紹介するRVは、上記したSUVの中でもシティーユースをメインとした車種に加えてキャンピングカーとしての用途があった車を紹介します。一見すると1ボックスミニバンに見えて、実はキャンピングカーとしての側面もあった懐かしの名車も紹介しますので、どうぞお楽しみください。

2. 往年のRVの名車9選

‘80年代からすでに存在したRVでしたが、先述したように本格的なブームは‘90年代前半から始まりました。一般的な車両に、グリルガード・ルーフレール・背面スペアタイヤなどを装備した「RV風」のものまで出現しました。商業的にRVを名乗る方が売れたからです。

そんな車種も含めて、平成年間の初期のRVブームを牽引した車9台はこちらです。

①デリカスターワゴン(三菱:‘86年6月~‘99年10月)

デリカスターワゴン(三菱:‘86年6月~‘99年10月)
デリカスターワゴン(三菱:‘86年6月~‘99年10月)出典:wikipedia
Tennen-Gas投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

本格的な4WDワンボックスミニバンの代名詞であったのがこのデリカスターワゴンです。販売中期以降は同社から販売されていた「デリカスペースギア」も人気がありましたが、筆者にとってのデリカといったら、まさに「四角い箱」をそのままRV化したこのスターワゴンです。今で言えば、クロスカントリー車と1ボックスミニバンの「クロスオーバー」形式の先駆けとなった1台です。

デビューした頃はちょうど日本ではバブル景気の真っただ中で、この車にルーフキャリアを装備してスキーを搭載し大人数でスキーに出かけることが大流行しました。ちなみに、このスキーブームの火付け役になったのは、女優の原田知世さんが主演する映画「私をスキーに連れてって」、そして歌手の松任谷由実さんの「BLIZZARD(ブリザード)」、「恋人がサンタクロース」です。なお、映画で実際に使用された車両は「4代目セリカGT-FOUR」でした。

外観は本格的なアウトドア志向のRVでしたが、駆動方式がFR仕様のグレードもありましたので、オンロードを専門に走行する場合はそちらも選択できました。この角ばったエクステリアデザインは現在の後継車種である「デリカD5」にも継承されています。

②初代エスクード(‘88年5月~‘97年11月)

初代エスクード(‘88年5月~‘97年11月)
初代エスクード(‘88年5月~‘97年11月)出典:ウロッカ!

昭和末期のこの時代、ミドルクラス(1500cc~2000cc)のRVが手薄だったところに満を持してスズキが投入したのがこのエスクードです。直線を基調としながらも同社の本格的オフロード車である「ジムニー」とは違う乗用車感覚の内外装、そして低廉な価格で大ヒットしました。

全グレードが高・低速2段切り替え式副変速機を備えたパートタイム4WD仕様になっています。デビュー翌年5月には夏季限定車として、ノルウェーのスポーツアパレルメーカーであるヘリーハンセンとのコラボレーション「ヘリーハンセンリミテッド」を、同年10月には冬季限定車として国内有数のアパレルメーカーであるゴールドウィンとのコラボレーションモデル「ゴールドウィンリミテッド」を発売しました。

具体的には、ヘリーハンセンリミテッドには、電動式シャワー・フロントシート撥水加工・気圧計・傾斜計が備わり、ゴールドウィンリミテッドにはエアコン・スキーキャリア・フロントシートヒーターなどが備えられました。この当時の車にはエアコンが標準装備されていなかったことがうかがえます。

このように、初代エスクードはモデル末期まで何度も「特別仕様」や「コラボレーション」などの限定グレードを投入し、この1代でほぼ10年というロングライフモデルとなりました。

③2代目ハイラックスサーフ(トヨタ:‘89年5月~‘95年12月)

2代目ハイラックスサーフ(トヨタ:‘89年5月~‘95年12月)
2代目ハイラックスサーフ(トヨタ:‘89年5月~‘95年12月)出典:wikipedia
Tennen-Gas投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

もともとは同社のピックアップトラック「ハイラックス」をベースに製作されていましたが、この2代目からはより乗用車感覚で乗ることができるスタイリッシュなRVとして開発されました。

トヨタにはこのハイラックスサーフの他にも「クラウングランドサーフ」、「カリーナサーフ」のようなステーションワゴン、また1ボックスミニバンの「マスターエースサーフ」など「サーフ」の名がつく車種が複数ありますが、通常「サーフ」とだけ言えばこのハイラックスサーフを指すことが多いほど、トヨタを代表するRVでした。

初代はピックアップを架装した2ドアモデルのみしかありませんでした。この2ドア形式は北米輸出時の関税上有利でしたが、その後輸入関税が変更され免税のメリットがなくなったことを受け、2代目は2ドアに加えて4ドアをラインナップに加えました。

全てのグレードが4WD仕様になっていて、海・山・川などあらゆるアウトドアシーンで活躍し、クロスカントリー車でありながらソフィスティケートされた外観と4WDの性能の高さで非常に人気がありました。

④初代ミュー(いすゞ:‘90年8月~‘98年6月)

いすゞ ミュー
初代ミュー(いすゞ:‘90年8月~‘98年6月)出典:ウロッカ!

かつて乗用車部門を持っていたいすゞの本格的なRVで、ショートホイールベースでラダーフレーム構造を持っていました。ラダーフレーム構造とは、エンジンやトランスミッションなどの車にとって重要な構造物を守る上で非常に重要な役割を持ち、ボディーが損傷しても頑丈なフレーム部分に問題がなければ、走行に支障を来さないという特徴を持っています。

発売された当初は2名乗車、トランスミッションは5速MTのみ、エクステリアデザインはチョロQの実車版のような形状で周囲を驚かせました。車体後半がオープンになるトノカバー仕様の「ハードカバー」、そして折りたたみ可能な幌付き仕様の「ソフトカバー」の2種類のボディーラインナップがありました。

現代的な解釈をすれば、「ファニーカー」と「本格的クロスカントリー車」のクロスオーバー形式の車です。2代目モデルは初代のイメージを継承しつつ、少し丸みを帯びた外観となりました。この2代目には世界に先駆けて製作されたクリーンディーゼルの前身である4JX1エンジン(直列4気筒DOHC16バルブ・ディーゼルターボ)が搭載された画期的なものでしたが、いすゞは経営資源を商用車部門に集中させるべく、このミューを含むSUV市場からも‘02年に完全撤退したのは非常に惜しまれます。

⑤初代RVR(三菱:‘91年2月~‘97年2月)

初代RVR(三菱:‘91年2月~‘97年2月)
初代RVR(三菱:‘91年2月~‘97年2月)出典:wikipedia

まさに「名は体を表す」で、「Recreational Vehicle Runner(レクリエーショナルビークルランナー)」の3つの単語の頭文字を取ったものが車名になっている三菱を代表するRVの1台です。外観デザインの特徴は、エンジンルームを小さくし全高を高く取った、「ショートノーズ・トールキャビン」です。このことが広い車内空間のの実現に寄与しています。

後席左側はスライドドアになっていることと、後席に30センチのスライド機能を持たせることによって、乗降性の容易さとレッグルームの広さを同時にかなえました。

グレードのバリエーションに富み、初代販売中のエンジンはガソリン・ディーゼルで計5本、トランスミッションは4速ATと5速MT、駆動方式はFFと4WD、乗員定数が4名のものと5名のものがありました。また、販売中期には「オープンギア」と称する、前席上方に電動オープン機構が採用されオープンエアが楽しめるグレードも存在しました。

販売後期には「ハイパースポーツギアR」というグレードが追加されました。これは他の「ハイパースポーツギア」に搭載された自然吸気のインタークーラー版で、最大出力250ps、最大トルク31.5kg-mを発生し、「RV版ランサーエボリューション」と異名を取ったほどでした。

2代目の販売終了で絶版となってしまったかに思われましたが、7年のブランクを経た‘10年2月から3代目が発売されていて、マイナーチェンジや改良を行いながら今年(‘20年)で10年を超えるロングライフモデルとなっています。

⑥初代RAV4(トヨタ:‘94年5月~‘00年5月)

初代RAV4(トヨタ:‘94年5月~‘00年5月)
初代RAV4(トヨタ:‘94年5月~‘00年5月)出典:wikipedia
Tennen-Gas投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

‘89年の第28回東京モーターショーに「RAV-FOUR」として出展した後、‘93年の同ショーにプロトタイプが披露され、翌‘94年5月に発表された3ドアのRVです。デビュー当初はショートホイールベースの3ドアタイプだけのボディー展開でしたが、約1年後の‘95年4月にホイールベースを拡大しファミリー向けとした5ドアタイプのものが追加されました。

初代RAV4は、「Recreational Active Vehicle 4 Wheel Drive」の頭文字を取ったもので、まさしくRVの4WDを意味します。実はRAV4はいろいろな意味でトヨタにとって実験的・意欲的な車で、RAV4のような「ライトクロカン」としては異例の「モノコックボディー」が与えられていました。

モノコックボディーとは、簡単に言うと1枚の鉄板を折り曲げたり箱状にすることでボディーの構造と強度を得ているボディー形式です。オフロード車は伝統的に「フレーム構造」を採用してきましたが、RAV4はシティーユースを前提としながらもある程度の本格さも持ち合わせていました。

4WDのシステムは「ベベルギア式センターデフロック」を採用した、前後輪の駆動力配分を50:50とした本格的なものでした。チョロQの実車版のような外観デザイン、4WDとしての性能、そして俳優の木村拓哉さんがCMに起用されたことで、これまでこのようなRV車に乗ったことがなかった女性までもが乗り換えるまでのブームになりました。

人気の高さは日本だけに留まらず、海外、特にヨーロッパのライトクロカン市場に多大な影響を与えました。そのため、2代目は世界戦略車としての役割を担うべく、全グレードを3ナンバーサイズとし、5ドアのボディーをメインに据えた販売展開をしました。

現在は5代目となり、昨年(‘19年)4月から販売されています。現行RAV4は初代とは全くエクステリアデザインが違いますが、がっしりとした、そしてエッジをきかせた形状は今の時代には少なく、とても新鮮な印象を与えています。

⑦ボンゴフレンディー(マツダ:‘95年6月~‘06年4月)

ボンゴフレンディー(マツダ:‘95年6月~‘06年4月)
ボンゴフレンディー(マツダ:‘95年6月~‘06年4月)出典:wikipedia
Mytho88投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

外観はホンダの初代ステップワゴンのようにフロントにエンジンとボンネットを持つ「2ボックスミニバン」ですが、実際はクラッシャブルゾーンを確保するためのフロントボンネットを設けたキャブオーバー型1ボックスミニバンです。

この車の売りは、何と言っても電動開閉式ルーフ「オートフリートップ(以降、AFTと呼びます)」機構が装備されているグレードです。ルーフ後端を軸とし前方が上方に展開し、キャンピングカーのポップアップ式テントのようにルーフ上に大きなスペースができ、大人二人が横になって寝ることができました。このような車中泊が可能な機構を持つ車のためのパーキングエリアが「RVパーク」と呼ばれるところです。

ではここで、RVパークについて説明します。RVパークとは、日本RV協会が推進しているシステムで、キャンピングカーオーナーや車中泊ファンの人達に快適で安心な車中泊を可能な場所を提供しています。RVパークは全国の道の駅を始め、日帰り温泉施設・オートキャンプ場や湯YOUパークとの連携で今後も続々オープンを予定しています。

‘20年5月現在、RVパークとして認定されているのは、北は北海道から南は沖縄まで全部で154か所あります。パークには必ず「RVパーク~」、もしくは」「~RVパーク」の呼称が入っています。RVパークでは、24時間利用が可能なトイレ・100V電源の供給設備・ごみ処理の引き受けシステムの利用が可能です。キャンピングカーでなくとも利用が可能なので、車での旅行が好きな方にはもってこいのシステムです。

さて、話はAFTに戻ります。AFTの上面には固定式のサンルーフが装備されていて、明り取りとして機能しました。また、AFTを展開させたときの「2階席」の床はクッション敷きとなっていて、テントの窓は虫よけ網になっていました。

AFTを展開しての車中泊を前提とした設えのため、実際に使用した時の使い勝手はよく、アウトドア派のユーザーから非常に高い評価を得ました。そのため、マイナーチェンジや改良を行いながら10年以上となる息の長い販売を繰り広げました。

現在、マツダは競争の激しいミニバン市場から撤退してしまいましたが、25年も前にこのようなコンセプトを持つ車を企画・製造できたのですから、今後はぜひ数は少なくとも他メーカーにはないミニバンを企画・製造・販売してもらいたいところです。

⑧初代CR-V(ホンダ:‘95年10月~‘01年9月)

初代CR-V(ホンダ:‘95年10月~‘01年9月)
初代CR-V(ホンダ:‘95年10月~‘01年9月)出典:wikipedia

ホンダが初めて手掛けたクロスカントリー4WDで、さきに紹介したトヨタ・RAV4とともに乗用車のような乗り味に4WDの性能を搭載したRVの先駆的な存在です。この4WDシステムは比較的簡便な構造で、通常はFFで走行していますが、前輪のタイヤの回転数が後輪の回転数を上回った時、つまり前輪のグリップ力が低下した時に後輪にも駆動力が伝達される「デュアルポンプ式」という仕組みが採用されています。

さきに紹介したRAV4よりも乗用車らしさや居住性を重視し、ATのグレードはコラムシフト・ステッキ式サイドブレーキを採用し前席から後席へのウォークスルーが可能でした。スタイリッシュなエクステリアデザイン、乗用車のような運転のしやすさ、居住性の高さ、それに加えて低廉な価格で大ヒットしました。

居住性の高さは、前後輪ともダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用されていることからもうかがえます。このサスペンションについての機構についてはここでは詳細は省きますが、一般的に乗り心地や走行性能を増すため高級車やスポーツカーで採用されることが多いのです。CR-Vはあくまでも軸足を日常での使用を心地よくというコンセプトに置いていたため、このようなサスペンション設計となりました。

デビュー当初は4WD・4ATのグレードしか存在しませんでしたが、後に5MT・FFのグレードが追加され、幅広いユーザーを獲得しました。前年にデビューしたRAV4と並んで‘90年代を代表するRVで、ともに日本だけでなく海外でも非常に人気がありました。現在は5代目が‘18年8月から販売されています。

⑨初代フォレスター(富士重工:‘97年2月~‘02年2月)

初代フォレスター(富士重工:‘97年2月~‘02年2月)
初代フォレスター(富士重工:‘97年2月~‘02年2月)出典:wikipedia

プラットフォームを同社のインプレッサと共有するモノコック構造を持つ、クロスカントリー車とステーションワゴンのクロスオーバー形式のRVです。スバルのエンジン技術の代名詞である「ボクサーエンジン(水平対向エンジン)」を搭載することで、低重心かつ前後左右の重量バランスに優れる「シンメトリカルAWD」システムは、オンロード・オフロードを問わない高い走行安定性を実現しています。

フォレスターは同社のステーションワゴン「レガシィーツーリングワゴン」と少し違い、走破性の高さを身上としているため、全グレードが4WD、最低地上高(ロードクリアランスとも言い、水平な路面に停車した状態で、路面から車体の最も低いところまでの垂直距離)を20センチとしていて、レガシーツーリングワゴンのそれよりも高く取ってあります。

また、それとは逆にオンロードでの高速走行をメインとするハイエンドグレード「S/tb-STi」は、車高を下げエアロパーツを装備し、専用チューニングを施したターボエンジンを搭載していて、非常に人気がありました。

番外編:シェビーG20RV(シボレー:‘90年11月~‘91年10月)

シェビーG20RV(シボレー:‘90年11月~‘91年10月)
シェビーG20RV(シボレー:‘90年11月~‘91年10月)出典:wikipedia

シボレーとは、アメリカの自動車メーカーであるGM(ゼネラルモーターズ)が製造・販売する自動車ブランドで、日本ではスポーティーカーや大型SUV・ピックアップトラックでよく知られていますが、オセアニアを除くほぼ全世界で多くの車種が展開されるグローバルブランドです。

筆者にとってのシボレーと言えば、日本で‘96年から販売されたトヨタ・キャバリエです。この車はシボレー・キャバリエをGMからOEM供給を受けるというかたちで、日本の公道で走行が可能になるようハンドルやウィンカーレーバーの「右側への移設化」を施したリバッジ(シボレーエンブレムからトヨタエンブレムへの付け替え)モデルでした。

さて、シェビーG20RVに話は戻りますが、この車はいろいろな意味で「アメリカン・フルサイズ」の本格的なキャンピングカー仕様のRVです。全長×全幅×全高の順に(単位はミリメートル)5295×2140×2060、車重量は2.3トンを超えます。排気量は5700ccのV型8気筒エンジンです。最小回転半径は7メートルを超えます。

筆者が知る限り、国産車で公道を走れる車でこのシェビーと同格なのは、トヨタ・メガクルーザーしかありません。これらと比べたら、国産の2000ccの1ボックスミニバンはまるで「子供」のように見えます。ちなみに、シェビーの販売価格はその当時で約800万でした。

シボレーブランドでシェビーと同じ1ボックスミニバンで日本でもメジャーなのはアストロですが、そのアストロの車格を2回りくらい上回っています。日本で走行するならアストロがぎりぎりいっぱいで、シェビーは走れる場所を限定してしまうくらい巨大です。

シボレーにはシェビーほどではないにせよ先に挙げたアストロ・ブレイザー・シルバラードなど大型ミニバンがたくさんありましたが、いずれも販売を終了しています。「シボレーと言えば大型車・大排気量車」というのは、今となっては過去の話になっています。これも、小型車・小排気量車が求められる今の時代、淘汰されてしまうのはある意味、自然な流れなのかもしれません。

3. 現在にも受け継がれるRVはSUVに、そして現在はクロスオーバーSUVへ

現在の流行であるSUVのかつての呼称・RV。これまで紹介した9台と番外編1台計10台を紹介してきました。そこでみなさんはお気づきになりましたか?これらは番外編のシボレー・シェビーを除くとほとんどの車種が現在でも現行車が販売されています。

つまり、SUVのブームは最近に始まったことではないということです。SUVの歴史をたどっていくとRVにたどり着き、そのRVブームはすでに昭和末期から始まっていることから考えると、このブームは相当長期間続いていることになります。

そして、そのSUVは新たな「クロスオーバーSUV」として進化を続けています。最近のクロスオーバーSUVの傾向として、「小排気量化」、「エクステリア重視化」、「より乗用としての快適化」などが挙げられます。

つまり、日常の使用に供するにしても、実用性の高さに加えて「よりかっこよく・よりおしゃれに」を追求した結果だと思います。ひょっとしたら、今後はこのクロスオーバーSUVがかつての4ドアセダンのような、標準的な「主流」のデザインになっていくのかもしれません。

「珍妙ではないけれと、積極性や活動的である」ことをエクステリアデザインでアピールするのは難しいですが、今後発売される車がどんな新鮮さをもってユーザーに訴求するのかとても楽しみにしています。

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