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軽自動車にターボは必要?
軽自動車を買う際に悩むエンジン問題を考察する!

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軽自動車といってもオーソドックスなセダン系や全高が高いトールワゴン系、ワンボックス系・SUV系・バン系などの種類が豊富にあることや、毎月・年間の維持費の安さもあり2018年の軽自動車新車販売台数は192万台と、新車販売台数全体の3分の1以上の割合を占めるまでになっています。

どんな種類の軽自動車を選ぶかも大切ですが、ターボ車にするのか、ハイブリッド車にするのかも決める必要があります。そこでこの記事では、軽自動車を買うならターボとNAどちらが良いのか、どんなことを参考にして決めればよいのかをまとめました。

1. 軽自動車の種類

冒頭でも触れたように軽自動車といっても、たくさんの種類に分けることができるので、ここでは大きく3つのタイプに分けて考えます。

乗用タイプ

ダイハツ・ミライース
ダイハツ・ミライース出典:ダイハツ工業株式会社

人が乗ることをメインとした軽自動車で皆さんがイメージする代表的な車種とタイプをあげると、セダン系(ダイハツ・ミラ)、トールワゴン系(スズキ・ワゴンR)、スーパーハイトワゴン系(ホンダ・N-BOX)、ワンボックス系(ホンダ・バモス)、SUV系(スズキ・ハスラー)があります。

軽バン

ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN出典:本田技研工業株式会社

貨物用としての役割が強く後部座席がないものや前方に椅子を折りたためるものもあり、後方に広いスペースを作ることができる特徴を持つため、宅急便や郵便局で広く使われているほか、最近ではキャンピングカーとして軽バンを改造している人もいます。

代表的な車種は左側のBピラー(後部ドアの付け根にある柱)をなくすことで側面に大きな開口部を設け、荷物の出し入れがスムーズにできるようになった「ホンダ N-VAN」、クラストップの荷室長を持つ「スズキ エブリイ」などがあります。

貨物用の車は欲しいけどハイエースなどの大きな貨物車はいらない、小回りが利く貨物車が欲しいという方のニーズを汲んでいるので中古車でも人気があります。

軽トラ

スズキ キャリー
スズキ キャリー出典:スズキ株式会社

荷台に屋根がなくオープンになっているので、荷物の積み下ろしの時にいちいちドアの開閉をしなくても作業でき、農作業や漁業・ゴミ出しや灯油運びなどで使われています。

代表的な車種は軽トラックNo.1の荷台フロア長を持つ「スズキ キャリー」で、農作業のコンテナやビールケースだけでなく、角材や板材などの長尺物も楽に運ぶことができる頼もしい存在なのが「スズキ キャリー」です。

2013年に14年9ヵ月ぶりのフルモデルチェンジをした「スズキ キャリー」は、使い勝手の良さを突き詰めて設計されており、荷台の高さが軽トラックの中で最も低いことや、アングルポスト(鳥居)は太くて頑丈になっていること、ボディサイドにある荷台ステップは開口幅が広いので、作業靴や長靴のままでも荷台に上がりやすいなどの工夫がされています。

「スズキ キャリー」は軽自動車のコンパクトさがありながら、荷物をたくさん積めて裏路地や農道などの細い道でも通れると人気のある軽トラです。

2. ターボエンジンとNAエンジンの違い

NAエンジン(自然吸気エンジン)とは吸気した空気をそのまま燃やして排気する仕組みで、最もポピュラーなエンジンシステムです。排気量とエンジン回転数相応のパワーしか出すことができず、排気量が大きいほど速い車、排気量が小さければ遅い車になります。

一方でターボエンジンとはターボチャージャー(排気側と吸気側に羽車が付いていて、排気ガスの流れる力でタービンを回しエンジンに空気を送り込む)という機構を使うことで、排気量が小さな車でもNAエンジンに比べて大きなパワーを得ることができます。

しかしその反面NAエンジンと比べて燃費が悪く、ターボチャージャーや冷却装置のインタークーラーのコストを考えると販売価格は高くなります。

3. 軽自動車(乗用タイプ)を買うならターボとNAどっちがいいの?

簡単な答えから言うと、パワーを求めずに燃費を求める人はNA、燃費よりもパワーを求めたい人はターボがおすすめです。

NAエンジンがおすすめの人

もう少し具体的に事例をあげていきましょう。例えば日常生活でしか車を使わない人(通勤や通学のみの利用、市街地を走るのがほとんど)は速い車に乗ったり、パワーのある車には興味を持つよりは、乗り降りしやすい、荷物がたくさん積める、運転しやすいなど実用面の機能を重視して軽自動車を選ぶことでしょう。

もちろん日常生活でしか車を使わない人がターボ車に乗っても問題ありませんが、ターボエンジンの恩恵を受ける機会は少なく、むしろターボ独特の加速や吸気音が気になる可能性もあります。

よって走行性能より実用性を求める人にはNAエンジンがおすすめです。

ターボエンジンがおすすめの人

実用性も欲しいけどパワー面でストレスなく運転したいという方、3名以上で乗ることが多い方、山道が多い地域に住んでいる方、走ることを楽しみたいという方にはターボエンジンがおすすめです。

同じ車でもNAとターボのパワー差は明らかで一度ターボの力強さや走りを覚えてしまうと、なかなかNAに乗る気は起きないとの声を販売店やユーザーから聞くことが良くあります。

実際軽自動車の多くにはターボモデルも用意されていますし、ターボモデル(スポーツモデル)限定の標準・オプション装備があることも考えると、ターボのニーズは昨今でも十分にあることが分かり、軽自動車のパワー不足に不満がある方はターボエンジンがおすすめです。

4. 軽バンを買うならターボとNAどっちがいいの?

軽バンは荷物を運ぶためことがメインなのでターボよりもNAを選んでいる人が多いようです。急発進・急加速をすると荷崩れする可能性もありますし、ただでさえ悪い燃費がさらに悪くなってしまい、ターボの力を発揮する場面はあまりないと思われます。

むしろ直進安定性や荷物の積み下ろしのしやすさを重視いている人が多く、メーカーも実用性を想定して車を設計しているので、軽バンを買うならNAがおすすめです。

5. 軽トラを買うならターボとNAどっちがいいの?

軽トラの場合も大抵の場合が作業車として使う場合が多いので、パワーよりも小回りの良さや駆動方式といった実用面を求めたほうが良いでしょう。一例として「スズキ キャリー」のラインアップに注目し考察しましょう。

「スズキ キャリー」にはターボモデルの設定はなく、どのグレードもNAのみとなっていますが後輪駆動・パートタイム2WD・パートタイム4WDと3種類の駆動方式が選択できるほか、エアコン・パワステ装備車、パワステのみ装備、農繁仕様など、購入者のニーズに合わせて細かく仕様を選択することができるのが「スズキ キャリー」の一つ目の特徴です。

またトランスミッションも多くのモデルで5MTか3ATを選択することができたり、最小回転半径は3.6m(バンは4.5m前後が多い)と、抜群の小回り性能も持っていて作業車に特化しているのが「スズキ キャリー」の二つ目の特徴です。

このように軽トラの代表車である「スズキ キャリー」の特徴を考えると、ターボモデルは選択できないこと、実用性を求めたほうが良いことが分かります。

6. 4気筒エンジンの軽自動車は速いのか

4気筒にするメリットは静寂性の向上(振動が抑えられるため)、高回転型にしやすいという点があり、スポーツタイプのような速い軽自動車を作ることに向いているエンジンなので、速いか遅いかでいえば速いです。

そこで4気筒エンジンを搭載した今でも中古車で買える速い軽自動車をご紹介します。

ダイハツ・コペン(初代L880K型)

ダイハツ・コペン(初代L880K型)
ダイハツ・コペン(初代L880K型)出典:Wikipedia

2002年に発売されたオープンカーで、軽では初となる電動油圧ポンプの開閉式ルーフが採用された名車で、直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、走りを楽しめる速いオープンカーとして人気がありました。

最高出力は64ps・最大トルクは11.2kg・m/3,200rpm(直列3気筒エンジンを搭載するアルトワークスの最大トルクは10.5 kg・m/3500 rpmなので、4気筒エンジンの方がトルクが太い)となっていて、ライバル車と性能を比較するうえで優位にスペックになります。

スバル・ヴィヴィオ

スバル・ヴィヴィオ
スバル・ヴィヴィオ出典:wikipedia

1992年にレックスの後継車として販売された車で前輪駆動とフルタイム式四輪駆動モデルが設定されたほか、速い軽自動車が欲しい方やスポーツ走行がしたい方のためにスーパーチャージャーが搭載されたモデルに、スバル車伝統の4輪独立懸架が採用された、高性能なポテンシャルを持ち合わせた4気筒エンジン搭載の軽自動車です。

ちなみにパリ-モスクワ-北京マラソンレイド参戦時にパジェロを上回るタイムを出したり、1993年のサファリラリーでもグループA5クラスはヴィヴィオ4台で埋まるという記録も残しており、4気筒エンジンの良さを知ることができる実績を持っています。

スズキ・セルボモード

スズキ・セルボモード
スズキ・セルボモード出典:wikipedia

スバルの4気筒エンジンに対抗するために製造された車で、直列4気筒ターボエンジンのF6Bを搭載し同社アルトの豪華仕様というコンセプトで発売されましたが、スポーツモデルとしてはアルトワークスに人気が集まり比較的マイナーな速い車として認知されているようです。

7. 現在4気筒エンジンを搭載した軽自動車がないのはなぜ?

軽自動車の売りの一つは車両価格が安いことですが、4気筒エンジンを搭載すると部品の数が多くなるため3気筒と比べてコストが掛かってしまい、車両価格が上がり購買意欲を失わせてしまう可能性があります。

また4気筒よりも3気筒のほうがエネルギーロスが少なく、燃費性能にも影響を及ぼし軽自動車の魅力がさらに下がることになりかねないので、4気筒エンジンを搭載した軽自動車は姿を消したといわれています。

8. ハイブリッドターボの軽自動車は速いの?

ハイブリッドターボとはハイブリッドシステムとターボを組み合わせた仕組みのことで、ハイブリッドモーターの力とターボの力を合わせることで車の運動性能をあげようというものです。

例えば「スズキ・ハスラー」にはハイブリッドXターボ(4WD/CVT)というグレードがあり、一般道での加速はもちろん、坂道や高速道路への合流時にトルクをアップさせる「パワーモード」に切り替えることで、力強い加速を発揮します。

スズキ・ハスラー
スズキ・ハスラー出典:スズキ株式会社

ちなみに「スズキ・ハスラー」のハイブリッドモーターのスペックは3.1PS/1000rpm、5.1kg・m/100rpmで、単純計算すると自然吸気500cc程度のトルクを余分に得ていることになり、速さに貢献しています。

このように瞬間的な加速やパワーが求められるシーンではハイブリッドターボは威力を発揮し、ハイブリッドターボ非搭載車に比べて力強く速い走りをしてくれますし、普段の走行シーンではハイブリッドシステムのおかげで低燃費走行もできる優れもののエンジンです。

9. 軽自動車で選ぶべきはターボ?NA?

この記事では軽乗用・軽バン・軽トラの特徴やおすすめのモデルをご紹介してきました。もう一度まとめると、
・軽乗用に燃費を求めるならNA
・速さを求めるならターボ
・軽バン・軽トラはエンジンよりも実用性を第一に考えることがおすすめ
ということになります。
是非参考にしてみてください!

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